【職人紹介】Armoniaさん

今回は、Armoniaさんを紹介させていただきます。
まだnutteに登録している職人さんでは数少ない、オーダースーツが受注できる職人さんです。

経歴はこちらです。
2001~2004 サンプル工場勤務
2004~2005 イタリアにて仕立て屋勤務
2007~2008 イタリアにて仕立て屋勤務
2008~2014 サンプル工場勤務
2014~2015 個人でスタート
イタリアの仕立て屋に弟子入り、オーダースーツの魅力にみせられ帰国後はサンプル工場で築いた縫製技術と胸の立体感を出す為、
バス毛芯をしっかり使用した毛芯と袖の柔らかな膨らみを特徴にしたオーダースーツを制作中。

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バス毛芯とは胸・肩・襟の部分の芯地にバス(ウマの尻尾の毛)を使用した物です。
通常の芯地は、既製服では廉価な接着芯をメインに、イージーオーダーの業界でも基本的には普通の毛芯に接着芯と併せて使用していますが、
このバス芯を使うと非常に張りがある芯地なだけに襟や肩がぴしっと仕上がるため、フルオーダー業界では人気の高いアイテムです。
毛芯は表地のウールに張りを保たせて、身体のシルエットを作る大切な役割があります。
その為にも、しっかりとしたアイロン掛けで身体を包み込むように形成させます。

毛芯の添えの最後の始末は、前端に綿のテープをまつり縫いで留めます。
これは、前端が伸びて形が崩れないようにする為のテープです。
もちろん、この時にもラペルの返りを意識したテープの留め方をします。
一枚の生地から洋服になるまで、形を常に意識してひと針ひと針と縫い続けているとのことです。

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サンプル工場では、メンズ・レディス・カジュアルと様々な アイテムを経験。
もちろん、パターンから縫製までの受注が可能です。
すでにnutteでも多くのアパレル様からの受注をいただいていますが、Armoniaさんにも大きな活躍を期待しています。

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この証明書は、
イタリア全国の繊工のアカデミー
ボローニャやパルマ、エミリオ=ロマーニャ州のモデナ等、州毎に開催される州選抜コンクールで、
その町の仕立て屋が集まって州で選抜され、最終的にはローマで大会が行われます。
通常、当コンクールでは国内の仕立屋しか参加できないところ、Armoniaさんは、外国人にもかかわらず参加。
一定のマエストロで勤めた証明がある、ある程度技術者でないとできない枠に、審査員である師匠の計らいもあり参加する事ができ、
今でも日本人で参加受賞できた人は殆どいない賞であったとのこと。

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私村田は、代表とともにArmoniaさんの作業現場にお邪魔させていただきました。
オーダーの世界でイタリアと日本で修行された職人さん。
若くして日本の縫製業会を支えるひとりと言って間違いないです。
縫製職人が適正な仕事ができるような仕組み作りが、何よりも大事であるという事を、お互いが大きく頷き熱く語っていました。
穏やかな雰囲気の人柄の中に、熱い想いが取材した私にもヒシヒシと伝わってきました。

[ 【職人紹介】Armoniaさん ]成約のコツ2015/06/22 04:23